最低だ、全部、泡になってしまえ。
何も感じない人間だったらどんなに楽だろうと、
ふと思ってみたりもする。
惹かれてしまうのには嘘をつけないし、
安心感につられてしまうこともある。
ただ、安心したところで
胸が高鳴る感情は薄れてしまうもの。
どちらを優先させるかなんて自分の気まぐれになってしまうんじゃないか。
春を感じた。
野に咲く花が好きで足下を見ながら歩いていたら
春がもうそこまできていた。
3月を前にして春を見つけられたことを嬉しく思った。
万人に好かれているのに控えめに存在している
春の花達が好きだ。
外見や周りからの目など気にせず胸を張って生きている彼らを
うらやましく思う。
私はいつも、
求められていたい人間だ。
身体を、
心を、
全部を求めてほしい。
誰でもいいわけではない。
なのに、きっといつまで経っても求められることはないと思う。
叶わないことが事前に分かっているなんて、
なんて可哀想なんだろう。
半分の関係でいられるほど器用ではないけど、
私の中だけで近づいて
想像するくらいは許されるんだろうか?
惨めな人間だ。
休みなのに働くことを考える。
仕事に没頭してしまいたいと思った。
カフェモカを注文して
生クリームを眺めていたら、
ささやかな癒しを感じてしまった。
小一時間、仕事に没頭した後に
甘いものを取り入れたら、
突然人と話したくなった。
お酒を飲んでいる今もそうだ。
人と話したくなった時、たいていは話さないほうがいい時だ。
強引にでも連れ去ってくれればいいのに。
絶対にそんなことないと分かるから言えるけど、
強引に連れ去られた暁には、きっとどうでも良くなって、
私はあなたしか見えていないんだと思う。
私は依存してしまうんだろうか?
そうでないと信じたいけど、
もしそうなってしまったら、
結末には悲しい情景が浮かんでいるんだ。
泡だらけになりたい。
泡の中に埋もれてみた。
入浴について書こうと思ったけど
気持ち悪くてやめた。
世の中全部気持ち悪い。